トゥア・リータ ケイル [2021]750ml (赤ワイン) [21127328]

トゥア・リータ ケイル [2021]750ml (赤ワイン) [21127328]

販売価格: 11,250(税込)

在庫数 12枚

商品詳細

Tua Rita / トゥア・リータ

大地を愛し、天に愛され、情熱を注ぐ~
土いじりをこよなく愛する男が家族とこの土地に出会い、いつしかその孤高なる想いは唯一無二のワインを生み出した。
イタリアでWAとWSで満点100点を獲得した男。

トスカーナ州、スヴェレートの地に設立されたトゥア・リータ。

ヴィルジリオとリータ夫妻が、全国的に全く無名であったこの場所の畑を購入したのは1984年のこと。
1992年に初めて瓶詰めされたワインがリリースされてから、6ヴィンテージ目でワイン・スペクテイター100点を獲得するという快挙を成し遂げる。その後がまたすごい。2000年のレディガフィにおいては、ワイン・アドヴォケイトで100点を獲得。 しかしながら、この家族経営の小さな醸造所は評価誌に左右されず、妥協を許さない果て無きワインへの追求・挑戦を続ける。それが今日のトゥア・リータの飛躍を支え、更なる品質改善を支えている。

男 ~ヴィルジリオ・ヴィスティ~
当初、まだゲームの仕事を続けていたヴィルジリオは、平日は都会で仕事をこなし、週末を長年の夢であった念願の畑で過ごしていた。当時この地域で栽培されていたブドウはトスカーナの地品種であるサンジョヴェーゼやトレッビアーノで、それ程大きい畑ではないが、老後のセカンドライフとして徐々に仕事を農業にシフトしていきたいと考えていたヴィルジリオは、それがたまらなく好きだった。

ある日ヴィルジリオが作ったブドウが、そして出来上がったワインが、常識を超えるレベルであることに気付く。ブドウ栽培へ次第にのめり込んでいったヴィルジリオは、「-どうせやるのであれば、世界レベルのワインを造りたい-。」といつしか思うようになる。そして1988年、この無名なワイン産地の1.5haに、あるブドウ品種が植えられる。 それが後にトゥア・リータのシンデレラ・ストーリーの基盤となる、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローだった。

大好きな土の香りに誘われ、ヴィルジリオが畑へ出て行く週末が続く。愛情たっぷりに育てられたカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローは、やがて実を結びはじめる。 その後、当時28歳という若さながらすでに天才醸造家として頭角を現しはじめたルカ・ダットーマと契約を交わすなど、ワイナリーとして本格的に稼動。

そして終に、ジュスト・ディ・ノートリ1992年がワイナリー初リリースとなる。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが50%ずつという比率のジュスト・ディ・ノートリは、トゥア・リータのワイン造りへの情熱が込められたワイン。その後メルローが素晴らしい出来であることから、1994年に実験的にバリック2つ分のメルローが瓶詰めされる。これがシンデレラ伝説を造る、「レディガフィ」の誕生である。

このワインの出来と世界的な評価が、老後に農夫としてのセカンドライフを目指していたヴィルジリオに、大きな使命を与えた。そしてついに農業を生活の基盤とすることを決断。ワイン造りを本業とし、ここスヴェレートに移住をする決意をした。頑張り屋のヴィルジリオが、自分の唯一といってもよい欲望に全身全霊をかけられる。ここから真のViticoltore(ブドウ栽培農夫)への人生が始まるのである。

華々しいデビューとは裏腹に、多忙を極め始めたルカ・ダットーマと1998年をもって契約を解消したヴィルジリオは、ステフアノ・キオッチョリをコンサルタントに迎える。
しかしエノロゴが変われども、ヴィルジリオの毎日は変わらない。畑仕事一徹。畑仕事が趣味で、毎日が飽きない。朝8時から畑に出かけ、夜日が暮れるまでヴィルジリオは畑にいる。帰宅後はシャワーを浴びて、テレビを見て、そしてベッドに向かう。そして次の日、畑仕事の一日を楽しむのである。

トゥア・リータのヴィルジリオ・ヴィスティ氏が2010年9月13日に永眠されました。とても悲しい知らせではありましたが、彼の残したワインたちは、更なる輝きを放っているかのようです。

 

よりピュアなシラーを表現し、シラーという品種の魅力を最大限見出そうと生まれたケイル!女性的な味わいに仕上がることから、ラベルも同様に女性がモチーフの特別なデザイン。

トゥア・リータは当時、全国的に全く無名であったトスカーナ州、スヴェレートの地に1984年に土地を購入し1988年にブドウを植樹しました。その後、1992年に待望の初めて瓶詰めしたワインがリリースされました。当時トスカーナ海岸線の超一流ワインと言えばサッシカイア、オルネライアぐらいしかありませんでしたが、その時代に彗星のごとく現れ、しかもスヴェレートというボルゲリ地区のものではないこのワインは業界を席巻し、メルローで造るレディガフィがワインスペクテーター誌、ワインアドヴォケイト誌にて100点を獲得。トスカーナのワインのトップとして注目され続けています。

「ケイル」は、テラコッタ(伝統的な素焼き陶器)で造るシラー。甘味があり豊満なボディのスタイルは、女性的な味わいをイメージさせることからラベルも同様に女性がモチーフの特別なデザインです。

シラーは醸造段階において、還元する傾向にあります。したがって、醸造中にはほかのブドウ品種よりは酸素を必要とします。樽を熟成に使用するのはそのための手段の一つではありますが、樽からの影響を極力避けつつ、シラーのピュアさを引き出すためには何が必要なのかをトゥア・リータでは考えました。ステンレスタンクでは、還元傾向が強くなりすぎます。ミクロオクシジェネシオンという人工的な手段は避けたい。そして最善と行きついたのがアンフォラ熟成でした。

素焼きの陶器は、トスカーナでは鉢や花壇ではもちろん、オリーブオイルの容器としても一般的に使用されていました。また、ワインの歴史からもわかっている通りアンフォラを使用したワイン造りは「ワインの原産国」とも言われているコーカサス地方では一般的です。さらに、酸素透過率もバリックほどまでとは言わないまでも十分に期待できると判断したのです。

また、ケイルの特徴的な点として、トゥア・リータでは熟成中のアンフォラにブドウの茎の10-20%を加えています。しっかりと成熟したブドウの茎は、ワイン中の余分なえぐみを取り除くスポンジ的な役割を果たすといいます。こうして生まれたケイルは、シラーという品種のピュアな味わいを演出しているのです。

■2021年ヴィンテージ情報■
2021年=凝縮感とバランスが秀でたヴィンテージ生育期を通して雨の少なかった暑いヴィンテージ。1月にまとまった降雨があり、2月3月は穏やかな気候で植物活動は平年より早く進んだが4月に入り気温が低下し生育活動が一時的に鈍化した。その後は好天が続き、6月に入ってこの辺りの典型的な日中の強い風と乾燥した夏が到来しブドウは非常に健康的に良い成熟が進んだ。4月から10月にかけて降雨が少なく干ばつ的な年とへと移行していき1週間ほど平年より早い収穫。ワインレベルは非常に高く、「凝縮感とバランス」のヴィンテージといえる。(エージェント林達史氏談)

■テクニカル情報■
トスカーナI.G.T.
品種:シラー 100%
醗酵:テラコッタにて約10%に当たる茎とともにマセラシオン醗酵約6カ月/主醗酵後、マロラクティック醗酵
熟成:オーク樽熟成約4カ月(225L、1年、2年使用の古樽)
年間生産量:2 500本、栽培面積:2ha

Azienda Agricola Tua Rita Keir
アジィエンダ・アグリコーラ・トゥア・リータ ケイル
生産地:イタリア トスカーナ
原産地呼称:IGT. TOSCANA
ぶどう品種:シラー 100%
アルコール度数:14.5%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ

ジェームス・サックリング:95 ポイント
TUA RITA SYRAH TOSCANA KEIR 2021 Monday August 7 2023 CountryItaly RegionTuscany Vintage2021 Score 95
Love the nose with the dried flowers red beans and red fruits that follow through to a medium body with firm tannins and a crunchy and delicious finish. Just a hint of cappuccino. Made in amphora with whole clusters of grapes and a tiny bit of wood aging for four months. Pure syrah. Drink now or hold.


トゥア・リータ ケイル [2021]750ml (赤ワイン)



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